「学歴フィルター」実際あるの?
「あんなに手ごたえがあったのに、どうして不採用だったんだろう……?」と、考えても答えが出ない問題に悩まされている方はいらっしゃいませんか?
書類選考を通過して、面接も好感触のまま終了して、「これは受かっただろう」と確信していたのにも関わらず、あっさりと不採用通知が来たときの脱力感は言葉にしがたいものがありますよね。
しかし、その答えは意外と簡単だったりします。
例えば、A社の内定候補であるBさんとCさんの2人が居たとしましょう。
吟味に吟味を重ねてどちらか一方に決める、というイメージを浮かべがちですが、「じゃあ学歴の高い方を採用するか」と、あっさり決めてしまうこともあるのです。
「学歴なんて関係ない!」と思っている方には酷ですが、現実に起こっている話ですので、転職を考えている方は頭の片隅に入れておくべきでしょう。
■転職に学歴は必要か?
そもそも、なぜ企業は求職者に学歴を求めるのでしょうか?
理由は企業によってさまざまであり、こういう理由だとピンポイントで説明するのはむずかしいです。
しかし、高学歴の方が一般的にイメージが良いのは間違いありません。
「へえ、この人はあの難関大学を出ているんだ」という好印象が、人物像にそのままつながるケースも珍しくないのです。
たったそれだけの差が内定を獲得できるかどうかにつながってくると考えれば、学歴が持つ意味は決して小さくないでしょう。
また、企業によっては採用条件として○○大学レベル以上、という設定を内々に設けている場合もあります。
いずれにせよ学歴を重視する人が企業側に存在する限り、転職活動を行う際は、ずっと自分に付きまとう問題であることを認識すべきです。
■学歴が必要な転職先とは?
では、学歴を求める企業とはどのようなタイプなのでしょうか?
それは一言でいえば、「競争率の高い企業」です。
全国に支社店を構えているような大企業に始まり、雑誌で特集を組まれるような人気のある企業は、人材募集をかけると山のような応募が殺到します。
その際、書類選考の基準の一つとして、「学歴フィルター」を用いてふるいにかけるケースが非常に多いのです。
もちろん、前職での経験などを大々的にアピールして面接まで選考に残る場合もありますが、前述の例のように他の候補者と甲乙つけがたい状況に陥った時は、最後の決め手が学歴となってしまうこともあり得るでしょう。
また、学校や病院などの公共機関の採用時にも、よく同じ現象が発生します。
生徒・学生を預かる責任を持つ学校職では、保護者の皆様からの印象を気にして学歴偏重で採用することもありますし、医療職に従事する人材を採用するからには、ある程度の教養を持っていることを学歴で判断することもあるでしょう。
採用担当者が、一人ひとりの求職者を見ている時間は意外と少ないものです。
その僅かな時間で効果的にアピールできる材料こそが、「学歴」といっても過言ではありません。
■学歴がそれほど重視されない転職先はどこ?
ここまで学歴の重要性について述べてまいりましたが、もちろん学歴がそれほど重要視されない企業もあります。
中小企業やベンチャー企業では、求職者の性格や実務能力を重視して採用を決めるケースが非常に多く存在します。
特に、取り組んだ結果がダイレクトに評価につながる「成果主義型企業」では、学歴や職歴を持っていない人でも、結果さえ出せば十分な見返りを得ることができます。
学歴がなくても自分の実力だけで戦えるのは、ある意味もっとも理に適っている働き方といえるかもしれませんね。
■学歴に自信がない人が勝負すべきポイント
どの業界・分野・ジャンルにしろ、学歴に自信がない方が転職する際は、とにかく実力をアピールしましょう。
過去に取り組んだ仕事の成果だったり、その時に得た経験をどのように仕事に活かせられるかを熱心に説くのです。
そのためには、応募した企業が展開している事業について詳しく知る必要があります。
ご自身が持っている能力をしっかりと把握して、企業の理念や特色に絡ませてアピールすることこそが大切なのです。
「面接に進む前に書類選考で落ちてしまう……」という方は、もしかしたら学歴がネックとなっている可能性があります。
しかし、履歴書や職務経歴書の自己PR欄とは、そのようなときのために有効活用するものだと覚えておいてください。
■エージェントへの相談が効果的
「結局何をすればいいんだっけ……?」とお悩みの方にオススメの方法がございます。
それは、転職エージェントサービスの利用です。
エージェントならば、履歴書および職務経歴書の添削から、正しい自己PRの方法まで幅広く支援してくれます。
学歴に自信がないという方でも、求職者本人の資質を見定めながらサポートしてもらえるので安心して転職活動に臨めるでしょう。
困ったことがあれば、まずはSGIにご相談ください。
キャリアアドバイザー
五藤 聖一
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