「転職したくなる会社」とはどんな会社?
読者の皆様は、今お勤めの会社に満足していらっしゃいますか?
「社会は厳しいものだ」という誰が言い始めたかも分からないイメージが先行し、実は良好とはいえない労働環境に身を置いている可能性はないでしょうか。
特に新卒で入社した若い世代の社会人にとっては初めての会社であるため、「働きやすい会社か否か」を正確に判断することは難しいでしょう。
今回は転職したくなる会社にありがちなことをいくつかご紹介いたします。
ご自身の環境と比べてみて当てはまる項目が多ければ、ぜひ転職を視野に入れてみてください。
■労働量と対価が見合っていない
簡単にいうと「給料が少ない」という意味です。
労働条件を提示された上で雇用契約を結んでいる以上は文句をいえない立場であるのは間違いないのですが、実際に働いてみて「割に合っていない!」と感じてしまうのは致し方ありません。
通常の仕事量が膨大であるがゆえに終業時間内に終わらず、泣く泣く時間外労働をするもサービス残業扱いになってしまい対価が得られない、という経験をされた方も少なくはないでしょう。
特に酷い会社は「繁忙期だから」という体裁で、十分な対価を与えずに終電を超える時間におよぶまで労働を強いるケースもあるのです。
■残業を美徳としている
前項でも残業について少し触れましたが、残業を美徳としている会社は少し危険かもしれません。
残業が多い会社は、そもそも企業として請け負う仕事量と総労働力が比例していないケースが多いのです。
つまり、社員が残業することを前提として経営状態を確立させているという可能性が高く、一人当たりの労働価値が低い会社といわざるを得ません。
そのような会社では、上司が残業している社員に対して「頑張っているな」と労うシーンがよく見かけられます。
仕事量が多い根本的な理由は会社の経営スタンスによるものなのですが、仕事が残っていれば残業をするのが当たり前であり、残業している社員を評価するという文化が根付いているのですね。
しっかりと残業代を払ってケアしているのであれば問題はないと考える方もいらっしゃいますが、果たして皆様の会社はいかがでしょうか?
■休日が少ない
休日が少ないのは社会人としてだけではなく、一人の人間としても深刻な問題を引き起こす可能性があります。
体を休める時間が極端に少なければいずれは心身に支障をきたし、仕事どころではなくなってしまうでしょう。
そして、この場合の休日が少ないというのは、休日出勤が非常に多い会社のことを指します。
休日出勤とはあらかじめ決められたものではなく、急遽出社するパターンがほとんどを占めます。
つまり、休もうと思っていたタイミングで休めないという状況が、大きなストレスとなって社員の身体に返ってくるのです。
休日出勤が多発する会社は往々にして常態化していますので、会社全体で「それが当たり前だ」という認識でいれば、若い人材が会社を離れていく一方となるでしょう。
■意見できない雰囲気がある
日本の多くの企業の指示系統は、基本的にはトップダウン型です。
トップダウンを極めて簡単にいうと、「上司の指示に部下が忠実に従う」という組織運用手法となります。
しかし、会社が事業を発展させるためには、さまざまな意見を集約して組織をブラッシュアップしていかなければなりません。
時には若手社員の閃きやアイディアが、組織を救う結果につながることもあります。
従って、トップダウンを重視するあまり、部下からの意見を全く聞き入れない風潮がある会社は働きにくいといえるのではないでしょうか。
会社を良くするために提案した意見を、「反論」と見なされて嫌な思いをした経験がある方は、思い切って転職してみるのも一つですよ。
■上司ばかりが楽をしている
一般的には役職が上がれば上がるほど仕事で負う責任は重くなり、忙しさが増していきます。
一つの部署の責任者ともなれば、複数人の部下の管理まで行わなければならないため、多忙を極めるタイミングもあるでしょう。
しかし、会社によってはその真逆を行く場合もあります。
部下が実務を頑張ってこなし、上司が放任するパターンです。
それでも責任を取ってくれるのであれば部下側も安心して仕事に打ち込めますが、トラブル時には部下のせいにするような上司のもとで仕事をする価値は本当にあるでしょうか?
上司ばかりが楽をしている会社では、熱意を持った社員もいずれ腐っていくかもしれませんね。
■SGIにご相談ください
全てが当てはまらずとも、「ウチの会社と同じ!」という項目があった読者様も多かったのではないでしょうか。
ですが、同じ状況に陥っていたとしても、すぐに転職活動を開始できるかどうかは別問題です。
そのような場合は、一度私どものような転職エージェントに相談してみてください。
「気軽に話してみたら理想の会社に出会えた!」という方々もたくさんいらっしゃいますよ。
キャリアアドバイザー
五藤 聖一
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