まずは「自分の生き方」を決める
35歳転職限界説を打ち破る方法!!
戦略をもって、勝利を勝ち取る!<その1>
「35歳の壁」
転職活動をしていると、一度は耳にしたことがあるでしょう。
これは35歳を境に応募できる求人数が減り、転職が難しくなることを意味しています。
けれど仕事に対する価値観の変化やライフイベント、あるいはパワハラやリストラなどでどうしても転職をしなければならない!ということもあると思います。
本当に35歳以上での転職は不可能なのでしょうか?
いいえ、戦略次第で理想の転職をかなえることは可能です!
順を追って説明していきますね。
◆まずは「自分の生き方」を決める
はじめにやるのは、あなたが転職に何を望むのかを整理することです。
これまで10年以上働いてみて、仕事における優先順位や求めるものが見えてきたという方もいるでしょう。
給与アップしたい、ずっとやりたかったことにチャレンジしたい、ワークライフバランスの取れた仕事がいい…
人それぞれ求めることは違いますが、大切なのは、あくまで「自分が」どうしたいのかです。
人生の意思決定を自分で行なうということが、今後の幸福度を大きく左右します。
家族や友人は、大手企業などいわゆる安定している会社をすすめてくるでしょう。あるいは、「この歳になって転職なんてするもんじゃない。」と言うかもしれません。
けれど、世間一般の正解が自分にとっての正解とは限りません。
だからこそ、「自分がこれからどんなふうに生きていきたいのか」を考えることがとても重要なのです。
◆安定神話がとっくに崩壊しているって、肌で感じているはず
ですが、そもそも「安定している」という定義ってなんでしょう。
毎日終電まで残業、休日出勤も当たり前…
もちろん、生きるためにお金は必要です。たとえ体や心を壊す可能性があっても、働かなくてはいけない状況などいくらでもあるでしょう。でも、
大手企業や高収入の仕事であれば安定している。
といえない世の中になってきました。
なにより、体や心を壊してまでの「安定」って、すでに理屈が破たんしていますよね。
今年は新型コロナウイルスの影響で多くの業界が打撃を受けましたが、誰がこんな事態を予測できたでしょうか。安泰だと言われていた会社でも、リストラや望まない出向などが起こる時代です。
今35歳だとすると、仮に65歳で定年退職を迎えると考えてもあと30年あります。今まで働いてきた時間よりもこれからの時間の方が圧倒的に長いのです。
終身雇用制度も崩壊したと言われており、「副業OK」を企業が出すようになりました。
それはもう、「うちでは一生なんて面倒見れないよ」
「自分の身は自分で守ってね」
ということです。
けれど見方を変えれば、副業やノマドワークなど、ひと昔前と比べてよりキャリアを自由にデザインできるともいえるのです。所属する会社は1つじゃなくてもいい。
人生100年と言われている今の時代に、65歳で強制的にキャリアを絶たれてしまう働き方で本当に良いのでしょうか?
会社を離れても働けるような状況や強制的なリタイアのない働き方を考えてみることも大切なのではないでしょうか?
◆お金よりも〇〇を優先した転職例
ここでひとりの相談者のケースを紹介します。
Sさんは10年間金融業界で営業職を経験、今の安定した仕事を続けるか、やりたかった仕事に挑戦するのかずっと悩んでいました。
ですが、「今しかない!」と、1年かけて、準備を始めました。学生の頃からの夢だった雑誌編集者へキャリアチェンジを目指し、スクールで学んだり、休みの日にアシスタントとして現場を経験したり、できることを積み重ねたのです。
一年後、長年勤めた会社を35歳で退職し、無事転職に成功。年収などの条件面は下がりましたが、好きな仕事にたずさわるようになり、とても充実しているとのこと。
安定した環境を手放すことはとても勇気のいることでしたが、人生の選択肢が増え、後悔のない日々を送っているようでした。
目の前のお金は減るかもしれませんが、心が元気であれば、いずれ金銭面にも反映します。辛い仕事より、好きで楽しくたずさわるほうが、コストパフォーマンスも高く、伸びしろも大きいものです。
自分が「これからどう生きていきたいのか」、に向き合ったからこそ、手に入った世界なのです。
未経験でもチャレンジしたい仕事があるのなら、はじめは正社員にこだわらず、契約社員やアルバイトから経験を積むこともできます。実績が認められて正社員登用されたり、次は経験者として別の会社に転職できたりすることもあります。
遠回りかもしれませんが、やらずに後悔するよりも、まずはその業界に飛び込む!という戦略は大いに価値があります。
2021年からは、どんな状況になっても、自分がこう生きたい、というブレない考え(軸)を持っておくことが、「生き抜く力」となるでしょう。そして本当の安定とは、まさにこの力がもたらしてくれるのです。
会社という組織に頼るのではなく、個の力を高めるという意識を念頭に置いて今後のキャリアを考えていくことが大切なのです。
次回「戦略をもって、勝利を勝ち取る!35歳転職限界説を打ち破る方法!!」
【戦略その2】あなたに何ができるのか、キャリアの書き出しをしてみよう!
進みたい道は決まったけれど、どのような戦略を立てれば良いのか分からない!という場合、「SGI」では求職者の方が持つ強みを活かし、理想の転職をかなえるお手伝いをします。ぜひ一度ご相談下さい。
人材育成コンサルタント
遠野らん
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