最近よく耳にする「人間力」とはいったい何?

query_builder 2023/10/20
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近年、【人間力】という言葉を色んな所で聞くような気がします。

 

・あの人は人間力がある

・人間力を鍛えるべきだ

 

なんていう風に使いがちなこの言葉、説明を求められてすんなり出てきますか?

なんとなくこういう意味だろうな~ぐらいには理解できていてもいざ「人間力を育てなさい!」と言われたところで、どうしたらいいの!?人間力をつけると何に役立つの!?とはその場で聞けませんから今のうちに人間力とは何たるかの知識をつけておくことをおすすめします!

 

 

まず、今回のテーマ【人間力】とは、内閣府によって2003年に定義された言葉。まさかの国単位に驚くかもしれませんが、内容はいたって簡単。要約すると、

“社会で自立して生きていく力”

ということになるそうです。
聞いてもピンとこない!という方も多いはずです(私もつまりどういうこと…?となった)ので、人間力の要素と言われている3つをご紹介します。

 

 

◎知的能力

言ってしまえば学校で学ぶ基礎知識をしっかり身に着けているか、働く上での知識や技術を意欲的に学んでいく気があるかという事だと思えます。トラブルなどにも臨機応変に対応したり、持っている知識を応用したりする力も必要とされています。

 

◎社会・対人関係力

他者との関わりにおいて大切とされる5つの力から構成されるものです。コミュニケーション能力やリーダーシップ、他者を思いやる気持ちなどといった集団で過ごす中で欠かせないとされる共存の能力と言えます。

 

◎自己制御

最後は、上記の2つの力を発揮するための意欲や忍耐力などを追及する力ということだそうです。つまり、自分の目標を達成するには、自らの欲求をコントロールする自制心が必要だという事。物事を継続するには、多少の理不尽や不満も飲み込んで耐えていく力を持てということだと解釈しました。

 

では、今からは【人間力】が高いとされる人の特徴も解説していきます。

 

 

💡自分の心の軸がブレない


人間力が高いとされる人の多くは自分の信念に基づいて行動するため、より得する選択肢があったとしても自身の意志に反するのであれば流れたりはしないのです。

自分の中で明確に「こうありたい」という指針があるので自己保身のために他者を犠牲にしたり、周りの意見や多数派に絡めとられたりすることを良しとしていません。

いつでも自分に正直に、自分らしさを根幹に置いているので自ずと周囲の信頼を得ることが出来、「この人のためなら」といざという時にたくさんの力を貸してもらえるのです。

 

 

💡素直であるという事


いつ何時心がけていようとも、素直で居続けるのはすごく難しい事です。

年齢を重ねることでプライドという鎧は重くなるし、キャリアという盾も厚くなります。

しかし、経験を重ねた人間にこそ素直さは味方になるので周囲の声を聞き続ける気持ちは持っているべきです。

仮に自分より年下に意見をされたとしても、何も恥じる必要はないのです。時代と共に考えは変化し、それに伴って若手の意見という新しい風は長いキャリアにおいて避けては通れないもの。

より良い人間関係を構築するには、他者の声を受け止める心の余裕が重要なのです。

 

 

💡周りへの感謝を忘れない


人間力の高い人は、自分だけの力で生きていると思っていません。

人に支えられ、与えてもらった恩に義理堅いので周囲からの信頼も集まります。

さらに、対人関係において他者への気遣いが欠かせない事を周知しているので、どうすれば喜んでもらえるだろうと常に相手の視点に立って物事を考える能力に長けています。

相手の立場に慣れるという事は、自分が何を求められているのかその時々の場面で察知して適した振る舞いも出来るので仕事する上で評価されることでしょう。

 

 

以上、かいつまんでですが巷で言われる【人間力】についてお話してみました。

書いていて思ったのは人間力って耳で聞くと難しく重々しい響きですが、実際は常識の範囲内なことを言っているんだなと。社会に出るにはこの力がないと渡っていけないぞ!と聞こえてしまいそうですが、人間力はあくまで人としての基盤だという様に考えてみてください。

もちろん上記の能力を上手く駆使した人は順調にキャリアを積んで出世していくのでしょうが、誰もがみんな世渡り上手になれる訳ではないでしょう?むしろ、一生懸命やっているのに見つけてもらえない苦労人の方がわんさかいるのではないでしょうか。世渡り上手も苦労人も、どっちが上だとか得しているとかないんです。

世渡り上手になるまでたくさん周りのいいところを観察して吸収して自分の価値を形成してきたんだろうし、人に気づいてもらえないと思いながら頑張る苦労人は一見損しているように見えますが、縁の下の力持ちは誰でもなれるものではありません。

 

器用でも不器用でも、物事に真摯に取り組んで自分の決めたことを貫き通す美学を持っている人こそまさしく人間力が高いと言っていいと思います。応用力がなくても機転が利かなくても自分と周りには常に正直に、周りの為に動ける人でいましょう。

それが出来るあなたこそ、本当の人間力を持っている人ですよ。




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