【今、若い世代が危ない】コロナ禍で起こっているヤバイ現実

query_builder 2020/12/02
転職コラム
KAZUKIHIRO81014_TP_V

また新型コロナのPCR陽性者が増えてきている。世間では、また自粛かな...と呟いている方も多いだろう。


このコロナ禍で気が滅入っている人のなんと多いことか。 私も目に見えて売上が下がった時はさすがに心折れそうになって滅入っていた。
当たり前である。春を過ぎた頃から未知なるウイルスによってパニックになり、少し落ち着いたと思ったらまた不穏な事態を突きつけられる。やれマスクを着用しろ、やれ自粛しろなどと、とにもかくにもwithコロナをずっと強要され続けているのだから、普段メンタルが強い人でもさすがにいつまでするの?と堪えてくる時期だろう。
こういう世の中になってしまい、言ってしまえば仕方ないの一言だが、その一言で片づけるのも癪だ。いや、癪だと言ってしまえる内はまだいいのかもしれない。それすら言えずに自ら死を選ぶ人が増えてきている。誰か一人の命が絶たれ、また次の誰かが後を追うという負の連鎖が繰り返されて、メディアではあまり取り上げられないが、増えすぎてしまっている。こんなコラムを書くのが、本当に悲しい。


日常を生きていて、たとえば自分の思い通りにならないことが起きることなんて日常茶飯事である。そのとき人は自分や何かに対し怒りや不安を覚えストレスとなる。大きさは人それぞれだ。だが怒りや不安という感情を持つこと自体は当たり前で何もおかしいことはない。中には全く感じないという人もいるだろう。それはそれでその人の性格であるからおかしいことではない。別に怒りや不安というのを感じる感じないは個人の自由だし、感じたからといって悪いことではない。
では何が言いたいのか。
問題としたいのはストレスを継続的に抱えている状態で、それをうまくリセットできるかどうかという点なのだ。
スポーツをしたりカラオケしたり、飲みにいったりなど、自分でリセットする術を持っている人ならばいい。そういう人はおそらくメンタルを整えることができているだろう。
持たない人が危ないのだ。そういう人はメラメラと燃える怒りや不安がリセットされないまま、ゆっくりと氷のように冷たく固まっていく。心の底にこびりついてなかなか取れない。そして“うつ”という症状が表れるのだ。
うつは一度現れるとやっかいである。一度現れるまでかかった時間以上に、クリアになるのに時間がかかる。


日本は若者の死因トップが自殺という変な国で、豊かなはずなのに、心のやせ細っている人が多い。
今までの自殺者の中で一番多かったのは経済的不安を覚えて死を選んでしまった男性だ。だがこのコロナを受けて、すべてではないが経済的不安を覚える夫が妻をDVし耐えられなくなった妻が自殺、または子どもも虐待され一緒に自殺するケースもあるそうだ。さらに経済的の理由で男性だけでなく、今は低所得者の女性の自殺も多い。『警察庁の自殺統計に基づく自殺者数の推移等』を見てみるとコロナが日本に来てからというもの、その数は実に倍だ。今回、コロナの影響を1番受けているのは仕事とお金が無くなった人たちだ。 私は感染症の専門家でもなんでもないが、経済だけは絶対に止めてはいけないと思っている。
頑張れるのにお金がないというのは辛くて苦しいものである。自分をみじめだと思ってしまう事ほど、とても苦しいものなのだ。もしそう感じているならまずは勇気を出して市役所に行ってほしい。お金に困っていると言えば必ず何かの対策案を提示してくれる。また、働きながら、なにもかも上手くいかなくて、どうしても考えてしまうという人は労働者のメンタルヘルスというものを知ってほしい。 実は労働者のためのメンタルヘルスというのはけっこう前から確立されていて、厚生労働省もホームページで推奨している。
その中で検索していけばストレッチや腹式呼吸で副交感神経を優位に立たせメンタルを整える方法など実践的な方法も記されているし、パワハラ対策を専門とする機関『あかるい職場応援団』のホームページ、また会社向けの支援だが、メンタルヘルス対策をはじめとする産業保健に関する相談・研修を無料で行ってくれる機関(産業保健総合支援センター)も紹介されていたので何かのきっかけになればと思い記載しておく。


日本人は自分をケアする時間が少ない。会社に居る時間だけで仕事が終わらず自宅に持ち帰って仕事する事もあるくらいなので自分をケアする時間など中々ない。
日本人は働きすぎだと海外から言われている理由はこの辺からかもしれない。
自分をケアする時間が少ないのに仕事や様々な環境変化で多大なストレスを感じる事が続いている方はまさに八方塞がりである。 もしも今、死を考えるほど追い詰められているのなら、まずはスマホで「自殺」と検索してほしい。検索すれば政府が用意した自殺防止センターの電話番号が出てくるようになっている。そこで苦悩を話すと何か少しだけでも変わるかもしれない。


これだけ書くと確かに大変な世の中だと実感する。


自ら死を選ばないようにする方法が少し調べるだけでこんなにあるとは。それだけ社会問題だということだろう。自殺しても決して楽になれるわけじゃない事は知ってほしい。自殺に失敗して麻痺状態や植物状態となることだってある。そして自分だけではなく自殺をして残されたあなたを大切に思う人、そして第一発見者は想像以上に苦しい人生を送る事になる。一生心に傷が残ってしまうのだ。誰ひとり幸せになれない、本当に悲しい事だからこそ私たちは防がなければいけない。
パンクしそうになったらいったん手放てもいい。もちろん生を手放しては駄目だが。あなたの問題になっている原因を何も考えずパッと手放すのだ。


大丈夫。


なんとかなる。なんとでもなる。
SGIに相談してもらってもいい。そのための「なんでも相談窓口」だ。
SGIは転職相談だけでなく、必要であれば生活支援もできる。
今、この時期だからこそ社会に何らかの形で貢献するべきと考えている。手を取り合って、ひとりでも多くの人が悲しい選択をしないよう、私たちはできる事をいていく。


株式会社SGI

代表取締役 高本佳明

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