「好きなことで仕事をしたい」という夢を叶える、その前に 生きるための仕事の選び方のコツ①【自己評価の辛さに気づく】#遠野らん
「好きなことで仕事をしたい」という夢を叶える、その前に
生きるための仕事の選び方のコツ①【自己評価の辛さに気づく】
やりたいこと、好きなことで生きていきたい!
その願いはあるけれど、まずは生活を安定させないと。
でも、どんな仕事を選べばいいの?
とお悩みのあなた。
とりあえずだから何でもいいや、と思いつつも、どれもピンとこない。
なにより自分にできるのだろうかと、二の足を踏んでしまう人もいるでしょう。
大丈夫。
それは自分のできること(本当は強みなこと)に気づいていないだけです。
ではどうやって「強み」を知ればよいでしょうか。
重要なことなので、2回に分け、順に説明していきますね。
◆自己評価はけっこう辛口
少しでも失敗したことがあると、「苦手だ」って思っていませんか?
でもそれって案外思い込みだったりします。なぜなら「失敗」=「ダメ」という前提があるからです。この前提は、振り返れば学生時代にテストで間違ったら「×」をつけられていたころからの刷り込みですね。
少し話はそれますが、実はテストって「先生をテストする」という意図から始まったものって知っていましたか。先生がちゃんと教えられているかどうかを調べるため、生徒に問題を解かせたのです。それがいつの間にか「生徒をテストする」という主旨に代わってしまいました。
つまりできないことは、教える方にも課題があるということなのです。どんな風に取り組めばできるようになるか、教える側、習う側双方が一緒に向き合っていくのが理想です。
けれど職場でも、「習うより慣れろ」「見て盗め」など、言われなくてもできるようになれ!的な観念が風土としてありますよね。もちろん、それは間違いでもなく、習う側の必要な一面ですが、すべてではありません。うまくできない、やってみてもできない、ことは多々あります。
そんなとき、「ああ私はできない」と、すぐに辛口な自己評価を下さないでもいいということなのです。
◆自己評価の低さは、他社評価の厳しさ
そして実は自己評価が低い、「できない」と思っている人は、他人の失敗にも敏感だったりします。
例えば「職場ではあいさつはしなければいけない」と思っている人が、目が合ったのにあいさつをしてもらえなかったら「あの人が無視した」とマイナスの印象を抱くのではないでしょうか。
そしてあいさつをしなければいけないと思っているにもかかわらず、自分が忘れたら、「ダメな人と思われる!」とびくびくするのです。人の目が気になるというやつですね。これが「苦手」のはじまりでもあります。
ダメだ、できなかった、という想いがふくらみ、できない、苦手へと意識に植えつけられるのです。「ああ、私ってコミュニケーションが下手だ」と。
でも「どっちでもいい」と思っている人の場合は「聞こえなかったのかも」とか「そういう時もあるよね」「まあいいか」と気にしません。当然、人の目も気にならないでしょう。
つまり「~しなければいけない」「~すべき」「~が絶対正しい」という前提を持っている人ほど、自己評価のハードルが上がってしまっているのですね。
◆自己評価のボーダーを知る
自分の得意、強みがわからない、見つからないという人は、たいていこの「自己評価のハードル」がかなり高く設定されています。なぜなら「強み」といえるものは自己評価のボーダーを超えてさらに100点近く(もしかすると満点)でないといけない、と設定されているからです。当然、そんなのゼロに近いですよね。
なので、まずはあなたの中にこの「すべき」設定がどれだけあるのか、探ってみましょう。
キーワードは
「人の目が気になること」
「あの人サイテー」と他者評価を下した時
です。
自分がダメって思っている人は、人の言動に敏感ですから、それを目安にすると良いでしょう。
失敗した時にどう感じていますか?
「ああ、バカって思われる」
なのか
「ああ、次からミスしないようにしよう」
と思うのか。
人が失敗した時に、
「サイテー」(相手を評価する)
と思うのか
「どうやったらできるかな、一緒に考えよう」(これは親切ですよね)とか、
ただ「できなかったんだ」(その出来事をありのまま受け止める)と思うのか。
自分の心の動きを意識してください。
◆ハードルを下げる、というか取っ払ってもいい
自分の感じていることを知ることで、そもそもどんな前提を抱えているのかが見えてきます。それに気づきさえすれば、不要な思い込みを捨てることもできるのです。
例えば、前述の「あいさつ」であれば、
「あいさつはするのがあたりまえ。まず自分から。相手があいさつしたら当然返す。しないなんてありえない。人としてサイテー」
という前提だったら、
「あいさつはしたら気持ちいいから私はする。されると嬉しいけど、人はどちらでもいい」
という設定に書き換えてしまうのです。
これだけで、ずいぶん気が楽になりませんか。
もちろん書き換えるかどうかも、自由です。
ただ仕事を選ぶときには「強み」を知ることが重要になってきます。けれどそれがわからないとき、見つけやすくするひとつの手段として、「自己評価のハードルを下げる」方法をお伝えしました。
★次回は
「「好きなことで仕事をしたい」という夢を叶える、その前に
生きるための仕事の選び方のコツ②
です。
人材育成コンサルタント
遠野らん
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