続・戦略をもって、勝利を勝ち取る! 35歳転職限界説を打ち破る方法!!<その2>#遠野らん

query_builder 2021/01/16
遠野らん
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続・戦略をもって、勝利を勝ち取る!

35歳転職限界説を打ち破る方法!!

 

戦略2◆あなたに何ができるのか、キャリアの書き出しをしてみよう!

 

戦略1◆まずは「自分の生き方」を決めるで、

進むべき道が決まれば、次はキャリアの棚卸しです。

「キャリアの棚卸し」とは、これまで自分が何をやってきたのかということを洗い出す作業です。

 

30代での転職は、20代での転職と比べて社会人経験が長いからこそ、積み上げてきたキャリアが多いはずです。

「人に誇れるスキルなんてない」と言う方がいらっしゃいますが、この作業は特別なプロジェクトや大きな成果を出した仕事だけを振り返るものではありません。普段あなたがごく当たり前のように取り組んでいる業務こそ振り返ることが大切なのです。

 

なぜなら自分では「たいしたことない。」と思っているスキルや経験が、実は企業側から見ると価値を持っている場合があるからです。

 

では、以下の流れに沿ってキャリアの棚卸しをしてみましょう。

 

1.   1日の業務を書き出す。

まずは、1日の間にどのような業務をしているのか、時系列で書き出します。

 

例えば営業職の方であれば、

8時半   部内ゴミ捨て&机上清掃

9      新規顧客へ、アポ取り電話

10    既存顧客企業へ、定期あいさつ

13    取引先と商談

15    市場調査

17    プレゼン資料作成

などです。

日頃行なっていることをすべて書き出すことがポイントです。

 

今まで経験した会社や部署ごとに、自分が携わっていた業務内容を振り返ってみましょう。

 

 

2.仕事の実績や工夫したことを書き出す。

1で書き出した業務に対し、実績を書き出します。

 

「チームで売り上げを前年比○%で達成した」

「○○という新規プロジェクトのリーダーを任された」

「ビルの清掃係のおばさんと仲良くなって、いつもお菓子をもらうようになった」

 

など、具体的な数字はもちろん、数値にできない事柄や、仕事に直接関係ないと思えることも書きます。

 

その際に、仕事を進めるうえで、自分なりにこだわっていたことも書き出してください。

同じ仕事に就いていても、

 

「なにを意識して取り組んでいるか」

「どんな工夫をしているか」

 

など、仕事に対しての感性は、人それぞれ違います。

就活で、企業側が知りたいことでもあります。

 

「人に誇れる実績や経験がないので、何を書いてよいか分からない」

という場合は、仕事中、「ありがとう」と言われた経験を思い出してください。

 

「資料、とても分かりやすかった、ありがとう」

「親身な提案をしてくれてありがとう」

「手伝ってくれてありがとう」

「かたずけてくれてありがとう」

「いつもあいさつや声かけてくれてありがとう」

 

なにか感謝された経験が必ずあるはずです。

他人から感謝されるということは、あなたが必要だということ。些細に思えても、誰かにとって価値があるという証拠です。自分では気付いていなかったかもしれませんが、十分あなたの実績であり強みとなります。

 

つまり社内で営業成績1位を獲ったとか、明確な結果だけがスキルとして認められるというわけではありません。

 

「ポータブルスキル」という言葉をご存知でしょうか?

「業種や職種が変わっても通用する持ち出し可能な能力」を指します。

例えば

・業務のPDCAPlan(計画)Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)>をまわす「推進力」

・コミュニケーションで求められる「説得力」や「傾聴力」

といったスキルがこれにあたります。

 

成果を上げるためにどんなことを考えてどう行動したのか、ということをポータブルスキルに当てはめてアピールすることが大切です。

自分にはどんなポータブルスキルがあるか、どのくらい持っているのかを、じっくり探っておくと良いでしょう。

 

 

3.自分のオリジナルストーリーを組み立てる。

全体を書き出してみると、

 

〇よく出てくる言葉

〇成果を出したときに共通する状況

 

など、あなたの特徴を物語る部分が見えてくるはずです。

 

例えば

・営業職であれば、既存顧客を深耕していくよりも、新規開拓をしている時のほうが成果が出やすい。

・事務職であれば、顧客との電話のやりとりよりもExcelでデータ分析をしている方が好きだ。

 

など、何かしらの傾向がつかめてくるでしょう。

実は、

[自分が楽しいと思うことや成果が出ていると感じること]=[強みとなる部分]

なのです。

これらをいくつかピックアップしていきます。

 

具体的なエピソードを交えて伝えることができるようにしておけば、採用担当者がイメージしやすくなります。

 

 

4.まとめ

35歳を超えると、20代~30代前半の転職と比べて求人数も少なく、ハードルが少し高くなることは事実です。

しかし、だからと言って35歳が転職の限界といわれる説」はあくまで一般論。

 

社会に出て10年以上積み重ねた経験、

20代にはない対応ができる柔軟さ

まだまだ精力的に働ける、充実した気力と体力

 

こうした数値化できない要素こそ、大きな武器です。

 

最終的に満足度の高い転職をかなえるには、「仕事において何を重視し、何を選ぶのか」は、周りでなく自分が決めてしまえばいいのです。

この時後悔しないよう、そのあと起こる、良いと感じることも、悪いと感じることも、すべて引き受けるということまで決めてしまいましょう。

それが唯一、自分の選んだ道を正解にする方法なのです。

 

「自分の経験にどのような強みがあるのか分からない。」、「転職活動で自分をどうアピールしたらいいか分からない。」という場合は専門家の力を借りてみましょう。

SGIはあなた自身が気付いていない強みを引き出します。ぜひ一度ご相談下さい。

 

人材育成コンサルタント

遠野らん


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