面接で緊張してどうしてもうまく話せない!そんなときの対策とは?

query_builder 2021/06/08
五藤 聖一
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「ああ、また心臓がバクバクしてきた……どうしよう……」


就職活動において、企業との面接は避けて通れないものであり、必ず乗り越えなければならない壁でもあります。
きっと大勢の人が、頭の中で質疑応答のシミュレーションをしたり、スピーチの練習をして面接本番に臨むことだと思います。
きっと大丈夫、と自分に言い聞かせて出番を待ちますが、そこで最大の敵が押し寄せて来ます。
それが緊張です。
人によってその症状はさまざまですが、汗が滲んで来たり手足が震えて来たりと、いつもの精神状態ではいられなくなってしまう事は誰にでも経験がありますよね。
そして、企業面接の際に緊張が最も邪魔をしてくる代表的な例が、いわゆる「頭が真っ白になる」状態へと陥る事です。
何回も練習したはずの受け答えが出来ずに、力を発揮しないまま面接が終わってしまったという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんな皆さんのためにいくつかの対策をお伝えいたします。

面接前のご自身の心境によってアプローチを変えてみてください。


■緊張自体を解消したい場合
「緊張さえしていなければ上手く話せるのに……」という方は、緊張を解消する方向で対策を講じてみましょう。
一番有名な手法としては、例えば本を読んだり音楽を聴いたり、好きな事をして気を紛らわせる事でしょうか。
しかし、面接で一番緊張する瞬間は、自分の出番がすぐそこに迫って来た時ですので、その様な状況で趣味に興じるのはかなり難しいでしょう。
そこでひとつオススメの方法があります。
それは、自分がこれまでに体験した出来事で、最も悲しかった思い出を振り返ることです。
緊張時は気持ちが昂っているため、それを強制的に下げてしまう手法となります。
実際に私自身もこの方法で、少し落ち着きを取り戻した経験があります。
ただし、あまりにも悲し過ぎる過去を抱えてらっしゃる方は、気持ちが沈み過ぎて逆効果となってしまう場合がありますのでご注意下さい。


■緊張している状態でも上手く話す方法
前述の様な手法を用いても緊張が全く緩和しない筋金入りの方は、緊張した状態で上手く話せる方向性で対策しましょう。
面接会場に足を踏み入れた段階で、そこはすでに本番を迎えており、面接官と話せざるを得ない状況となっています。
そこで極度の緊張に陥ると、頭も口も回らなくなる事は容易く想像できると思います。
では、そんな状態でどうやって上手く話す事が出来るのでしょうか?
最も良い方法は、自己紹介する前にその旨を面接官に全て打ち明ける事です。
「私は今とても緊張している状態ですので、上手く話が出来る自信がありません。ですので、一つ一つゆっくりと話をいたしますがそれでも良いでしょうか?」と、面接官をこちらの土壌へと引きずり込むのです。
きっと多くの企業が「ええ、ゆっくりで大丈夫ですよ」と首を縦に振ると思いますので、そうなればあなたの勝ちです。
例えどんなに話し方がたどたどしくても、それは面接官自身がOKを出した事なのですから、自信を持ってゆっくりと正確に受け答えをしましょう。
しかし、「緊張しててもいつも通りの話し方でアピールをしたい!」という方は、少し努力が必要です。


■質疑応答のシミュレーションは人と行おう
その努力とは、面接前に何回も誰かと事前シミュレーションを行う事です。
冒頭でも少し触れましたが、質疑応答のシミュレーションを頭の中だけで行ってしまう人が数多くいらっしゃると思います。
しかし、脳内で考える文章と実際に言葉にだして発音することでは大きな違いがあります。
ましてや、緊張状態だと口の中が渇いたり舌がまわらなかったりするため、いざ本番になって声を発するとイメージとの違和感で言葉が続かなくなるケースが非常に多いのです。
したがって、事前の質疑応答シミュレーションは、家族や友人・知人に面接官役をお願いして、実際の人と行うようにしましょう。
面接官が問うであろう質問をいくつもピックアップして、協力して頂く方からどんどん質問を投げて貰い、何度も口に出して答える練習をすれば、
面接本番で緊張した状態でも、ある程度反応してくれる体になっているはずです。
地道な修練の積み重ねは、決して自分を裏切らないという事を覚えておいて下さい。


■緊張を隠す必要はない
これまで3つ程対策方法を伝授してまいりましたが、一番重要なのは、無理をして緊張を隠す必要はないという事です。
人間は緊張してしまう生き物なので、それを無理に抑えようとすると、「緊張を抑えられない焦り」から更に緊張が加速してしまうという悪循環に陥りかねません。
「ああ、緊張して来たな……」と感じたら、ひとまずその緊張を受け入れる事から始めましょう。
面接の前は絶対に緊張するだろう、という心構えさえあれば、我を忘れるほどの緊張に体を支配される事はありません。
緊張との戦いは他ならぬ自分との闘いでもありますので、極めて原始的な方法ですが、ゆっくりと深呼吸して落ち着くように努める事が大切です。


■対策案を応用してみよう
いかがでしたでしょうか?
事前に誰かとシミュレーションを重ねる→本番前に緊張が込み上げてきたら悲しい思い出を振り返る→それでもダメなら面接官に正直な想いを打ち明ける、という様に、これまで提示した対策を併用すると、より効果を発揮するかもしれません。
繰り返しとなりますが、緊張は抑えるものではなく受け入れるものだという事をもう一度理解しておくと、心構えが大きく変わるでしょう。
さらに詳しい内容や転職に関するテクニックを学びたい方は、いつでもSGIにご相談ください。


キャリアアドバイザー
五藤 聖一

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