面接に受からない!あなた自身も気づいていないその理由とは?

query_builder 2021/06/26
五藤 聖一
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「貴殿の今後のご活躍をお祈りいたします」


企業面接を何十社受けても不合格通知が届いて落ち込んでいる皆さまには、見慣れた文章ではないでしょうか?
「そんなに活躍を期待しているんだったら合格にしてくれよ!」と愚痴を吐きたくなる気持ちも分かります。
しかし、冷静に考えると、皆さんと同時期に同じ様に面接に臨んだ別の志望者の中には、しっかりと合格までこぎ着けた方々もいらっしゃるのです。
では、そんな方々とみなさんとでは、一体何が違うのでしょうか?
ご自身では気づいていない理由もあると思いますので、今回はその点について少し解説いたします。


■会話のキャッチボールが出来ていない
面接で落とされる理由として良くあげられるのは、面接官の質問内容に対して、答えになっていない答えを返しているケースです。
例えば、「学生時代はどんな活動に力を入れていましたか?」と聞かれ、「勉強に力をいれていました」と答えるとします。
ですが、実はコレ、答えになっていないんです。
なぜなら、勉強する事が本分の学生が勉強する事は当たり前の話であり、面接官もその前提で聞いているのですから、この場合の質問の意図は、「(勉強以外で)どんな活動に力をいれていましたか?」という事を知りたがっているのです。
もちろんその後は「では、勉強以外では何をされていましたか?」と問答が続くかと思われますが、その時点で会話のリズムを崩しているのは志望者側であり、面接官側は「会話が成立しないタイプかな……」と判断されてしまう可能性があります。
面接は非常に緊張する場なので、普段とは違う受け答えをしてしまうかもしれませんが、聞かれている質問に対して、答えになっている答えをしっかりと返す事が重要です。


■逆説系のワードを多用する
面接官は、あなたという人物像を見定めるために、ありとあらゆる質問を浴びせかけて来ます。
時にはあなたの人格面や素行に関する指摘をされる事もあり、「何でそんな事を言われないといけないんだ?」と、イラッと来た経験がある方は決して少なくはないでしょう。
そんな時に「でも」や「しかし」または「ですが」などの、いわゆる逆説系の言葉を多用して自己を正当化するような発言は極力控えましょう。
特に最悪なのは「お言葉ですが」という表現です。
これは明らかに怒気を含んだ言い方として受け止められるため、面接の場で口にする言葉としては明らかに不適切です。
経験上、このワードを面接で言ってしまった方が合格する確率は極めて低いと言わざるをえません。
逆説系のワードはネガティブな印象を与え、「すぐに反論する堪え性が無いタイプだ」と判断されてもおかしくはありません。
面接官の配慮の無い質問や指摘にどれだけ頭に来たとしても、「自分でも至らぬ点があった様です。ご指摘頂きありがとうございます」と、逆に感謝する姿勢を見せれば好意的に受け止められるでしょう。
かと言って、心の底から本当に感謝する必要などありません。
面接とはあくまでも試験ですので、感情的にならずに努めて冷静に振舞うことが場を潜り抜けるコツといえるでしょう。


■身だしなみに乱れがある
最後は外見上の理由です。
面接に臨む前の外見チェックは欠かせない要素ですが、果たしてその身だしなみは完璧に整っているでしょうか?
髪の毛が目や耳にかかっていませんか?スーツはクリーニングに出していますか?そして、ネクタイは歪んでいないでしょうか?
面接官はあなたの外見を一瞬でくまなくチェックします。
人にもよりますが、その際に少しでも乱れがあると、少なくともプラスのポイントにはならないでしょう。
また、スーツに関して申し上げると、必ずご自身の体形に合ったサイズを着用して下さい。
違和感を感じる程小さいサイズや必要以上に大きいサイズのスーツを着ていると、外見に無頓着なタイプの人間だと判断され、特に客商売系の会社であれば「お客さんからの目線も気にならなそうな人だな……」と先入観で決めつけられる可能性があります。
また、出かける前にチェックして大丈夫と判断しても、会場に辿り着くまでにいつの間にか汚れている事もあります。
面接に臨む直前に、今一度入念にご自身の身だしなみをチェックしておきましょう。


■自分では気づかない事がたくさんある
自分自身を客観視するというのは、想像以上に難しい事です。
これは面接に限った話ではなく、気付かない内にやってしまって後悔した経験をお持ちの方も多くいらっしゃる事でしょう。
そういう場合は、家族や友人に面接相手となってもらい、客観的に見てどう思うかを確認する事が大切です。
もしかしたら言われたくない事もあるかもしれませんが、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥です。
会社の中では、分かっていてもあえて指摘しない上司や先輩も数多くおります。
自分で気づいていない部分を指摘してくれる方は、本当に貴重な存在だという事を知っておいて下さい。
もし、練習のお相手として適当な存在がいらっしゃらない場合は、SGIにご相談下さい。
私どもはいつでも皆さんをお待ちしております。


キャリアアドバイザー
五藤 聖一

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