即断即決は厳禁!転職活動に必要な準備とは?

query_builder 2021/06/29
五藤 聖一
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即断即決は厳禁!転職活動に必要な準備とは?


皆さんは今の仕事を辞めて、違う会社へ行きたいと思った事はありますか?
新卒で入った会社で定年まで勤め続けると決めている人はほとんど居ないため、きっと多くの方が転職の二文字を頭に思い浮かべた経験があると思います。
そして、転職を決める理由も人それぞれでしょう。
自分のキャリアと相談しながら綿密に転職計画を立てる人も居れば、実力を認められてヘッドハンティングで会社を移る人もいらっしゃいます。
しかし、上司とのトラブルなどがきっかけとなり、「こんな会社辞めてやる!」と辞表を叩きつけようとしているそこのアナタ。


気持ちは分かりますが、振り上げた拳を一度下ろしてみませんか?
転職において、即断即決は非常にリスクを伴う危険行為です。
勤めた年数によって数ヶ月ほど失業保険が下りるケースもありますが、次の会社が決まらない内は、辞めたその日から生活の保障はないものと思って下さい。
例えどれだけ頭に来て今の会社から離れたいと思っていても、一番大事なのはあなたのこれからの人生です。
転職するのは個人の自由ですが、必要な準備を行った上でリスクのない転職を行うべきである事は間違いありません。
では、一体どの様にして準備を進めれば良いのでしょうか?


■自分の意思を明確にする
拳を振り上げていた皆さん。
少し気分は落ち着きましたか?
転職を決断したのであれば、自分の意思を明確にしてみましょう。
意思の明確化というのは感情的な部分ではなく、今後ご自身が積みたいと思うキャリアやステータスを冷静に分析する事です。
今取り組んでいる職務内容や業種は好きですか?今後もやりたいと思っていますか?それとも別の職種に興味を持っていますか?年収はどの程度あればいいと思っていますか?
何かの仕事をするためにはそれなりのモチベーションや動機が必要であり、それも人それぞれであるため、「自分は何がしたいのか?どうなりたいのか?」というビジョンを明確にしてみましょう。
人によっては「冷静になったら今の仕事がいいと分かった」という意思を再確認する事もできますし、「やっぱり違う会社に行きたい!」と改めて決意を強める方もいらっしゃるでしょう。
その際、転職を選んだ方は、具体的ではなくても良いので、いつごろまでに転職先を決めるかをスケジューリングして下さい。
時期を決めてしまえば、そこまでに物事を決める力が湧いてきますので、あとは転職先の企業を決めてしまうだけとなります。
「意思の明確化」と「転職スケジュールの設定」が転職活動に必要な準備という事を覚えておきましょう。


■入念なリサーチの上で応募する
転職活動に必要な準備はまだあります。
それは、ズバリ転職先の企業や業界を調べ上げることです。
特に違う業界に飛び込もうと考えている方は、入念にリサーチをする必要があるでしょう。
業界が違えば常識が変わります。
今まで身を置いていた業界であれば当たり前だった事が、いざ飛び込んでみるとギャップに苦しめられるというケースも多く存在します。
一昔前までは企業のHPくらいしか参考になる情報はありませんでしたが、幸いにも今の時代はネット上でご自身が知りたい情報で溢れておりますので、ある程度の知識は得られるでしょう。
調査した結果、やりたい仕事や入りたい会社が見つかれば、仕事の合間を見繕って面接に臨むだけです。
しかし、もし合格したとしてもあなたにはまだやるべき事が残っています。


■退職は時間をかけて行うべき
最後にやるべき事とは退職です。
「なんだ簡単じゃん!」と思いましたか?
それがそう簡単にはいきません。
なぜなら、会社は事業を滞りなく進めるために、あなたをその人員の一人に組み込んでいるため、もしあなたが抜けるとなれば事業計画の再考を余儀なくされます。
一人分の穴があくと、残りの人数で賄うのか新しく人を迎え入れるのか?という問題の当事者となる訳です。
「そんなの自分に関係ない!」といって退職届だけ提出して会社を去った方を知っていますが、本来取るべき形の「自己都合退職」ではなく、「懲戒解雇」として処理されたため、転職先の企業から土壇場でNGを出されたという例があります。
これこそが転職活動に潜む、大きなリスクの一つとして挙げられます。
皆さんがその様な事態に陥らないためには、就業規則をよく読んで、円満に退職を出来る様に時間をかけることをおすすめいたします。
転職スケジュールを決めた時に会社にも相談するのがタイミング的にはベストといえます。
企業にもよりますが、数か月前から会社に辞職の意を伝えていれば引継ぎなどにも十分な時間を費やせるため、スムーズに会社を離れる事が出来るでしょう。


■アドバイザーをつけて損はない
転職活動の準備として必要な事は知っていただけたでしょうか?
最後となりますが、転職活動中はキャリアアドバイザーをつけて損はありません。
先に述べましたが、ネットが発達した現代では必要な情報を知る事が出来ます。
しかし、ネット上の情報は真偽が不明であるため、信憑性まで求めると個人のリサーチでは不足する部分が多いに出て来るでしょう。
その点、キャリアアドバイザーは独自の情報網などで信頼性の高い情報を提供する事が出来ますので、「転職で失敗したくない!」という方は、ご利用される事をおすすめいたします。
もちろん、私どももいつでもお待ちしておりますので、お困りの際はSGIにご相談ください。


キャリアアドバイザー
五藤 聖一

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