採用担当者が思わず唸る職務経歴書の書き方とは?
志望していた会社の書類選考に漏れた時、皆さんはどういった気持ちになりますか?
怒ったり悲しかったりと人それぞれだと思いますが、一番多いのは落ち込んでしまうことでしょうか。
ただ、その様な感情とは別に、ふと皆さんの心の中にはある疑問が浮かび上がるはずです。
「一体何が悪くて落ちたんだろう……」と。
そう、書類選考漏れで最も腑に落ちない部分は、自分が落選した理由を教えて貰えない事です。
もう縁もゆかりも無い会社から今後の活躍を祈られても腹立たしいだけですし、応援するくらいならせめて落選理由を教えてくれれば今後に活かせるのに、と感じてしまうのも無理はありません。
ですが、一旦落ち着きましょう。
書類だけの一次選考試験では、履歴書か職務経歴書のどちらかあるいはその両方に落ちるべくして落ちた理由が潜んでいます。
皆さんが自信を持って提出した書類ですので、「そんなハズが無い!」と首を横に振る気持ちも分かりますが、今一度ご自身が作成した書類を見直してみませんか?
「もう書類で落とされたくない!」と嘆いてる方々の為に、今回は職務経歴書の書き方についてご紹介いたしましょう。
あなたの経歴を見た面接官が、思わず唸ってしまうことでしょう。
■外面の履歴書と内面の職務経歴書
具体的な書き方についてご説明する前に、まずは書類選考において提出を求められる2つの書類の意義について理解しておきましょう。
先も申し上げた通り、書類選考で提出するのは履歴書と職務経歴書ですが、なぜこの2種類を提出する必要があると思いますか?
似た様で実はその2つは全く違う立ち位置に置かれています。
履歴書は皆さんの経歴の概要やPRポイントを端的に纏めた書類です。
対して職務経歴書は、志望者が自らの経歴の中でどの様な事に取り組んできて、どう考えて動いた結果こうなった、という所までを詳細に書き記します。
例えるなら、履歴書が外見の良さをアピールするものであれば、職務経歴書はいわば性格の良さを自慢する様なものなのです。
どちらの方が大事というのはありませんが、少なくとも内面に良い印象が無い人を採用する可能性は非常に低いと言えるでしょう。
つまり皆さんがやらなければならないのは、職務経歴書という名の内面を磨く事なのです。
■点と点を繋げる事を意識して書いてみよう
想像してみて下さい。
皆さんはとある企業の採用担当者で、ある入社志望者の職務経歴書を眺めています。
その方は、数種類の業界を渡り歩いたらしく、その都度やりたい事がコロコロと変わった結果として、業界を何回も変えたらしいです。
さて、どう思いましたか?
「ウチの会社に入っても、やりたい事が出来たらまた違う業界に行きたがるんじゃないか?」と感じた方が大半を占めるでしょう。
ですが、その様に良くない印象を持ったのは業界を変えたからという事ではありません。
その方の経歴を見て、「方向性がバラバラだ」と感じたからなのです。
内面を良く見せるために重要なのは、皆さんの職務経歴に一貫性を持たせる事です。
「2つ前の会社で取り組んだ仕事のこういう部分に魅力を感じた為、違う業界でしたが次はその要素を活かせる会社に入りました」と書く事によって、皆さんの経歴に大きな説得力が生まれるのです。
職務経歴とは、皆さんの考えや思いが詰まった大事な書類です。
点と点が一本の線にとして繋がる様に、もう一度書き方を考えてみて下さい。
■社会人としての集大成が志望理由であるべき
転職は社会人にとっての一大イベントです。
生涯の大半を会社で過ごす日本人にとっては、その選択が今後人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。
つまり、その熱意を採用担当者に伝えきる事こそが、入社志望者として最もやらなければならない事なのです。
もうお分かりですね?
そのツールとして最適なのが職務経歴書です。
過去に転職してきた方も、今回が初めての方も、「御社に入社する事が社会人としての集大成です」という部分でアピールを締めくくる書き方をしてみましょう。
前述の通り、点同士を繋いだ最終地点が入社を志望する理由に結びついていればベストです。
この2点をしっかりと抑えた職務経歴書を用意出来れば、自ずと採用担当者に面と向かう機会が訪れる事でしょう。
■書類選考はただの通過点
ここまで選考書類について長らくご説明してまいりました。
「完璧な職務経歴書を作り上げた!」と喜んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、書類選考はただの通過点だという事を改めて認識しておきましょう。
書類が通ったとしても、その次に控えている面接で落とされてしまえば全く意味が無いのです。
あくまでも選考書類は最低限クリアしなければならない問題というだけであり、面接を乗り越える為の努力も必要だという事を忘れないで下さい。
書類の作り方に加え、面接が上手くいくコツも併せてお知りになりたい方は、ぜひSGIにお越しください。
キャリアアドバイザー
五藤 聖一
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