ベンチャー企業への転職は何に注意すればいい?
ベンチャー企業への転職は何に注意すればいい?
転職活動中の皆様は、さまざまな観点から吟味して応募する企業を選んでいるかと思います。
その中で、ベンチャー企業を選択肢に入れている方はいらっしゃるでしょうか?
ベンチャーとは企業が新たな事業に取り組む際に使われるビジネス用語で、まだ開拓されていない分野で成長を目指す企業をベンチャー企業と呼びます。
よく耳にするワードかと思いますが、実はどこからどこまでをベンチャー企業とするか具体的な定義は定まっておりません。
投資機関からベンチャー指定をされていたり資金援助を受けていたり、中にはベンチャーを自称する会社などもあり、一定の区別化を図っているというのが実態なのです。
エネルギッシュなイメージが強いベンチャー企業ですが、入社を志望される方にはいくつか注意しておくべきポイントがございます。
■高収入が確約されていない
ベンチャー企業の求人広告を眺めていると、「月給○○万円以上可能!」とか「年収○○万円以上貰っている方もいます!」などの文言を見かける事はございませんか?
これらの様な文言を、額面通りに受け取るのは危険です。
ベンチャー企業の中には、成果報酬を給与システム内に組み込んでいる代わりに、基本給を少なくしている会社が多くあります。
もちろん成果を出せば文言通り実入りは増えるのですが、出せなければ期待には程遠い収入となってしまいます。
更に企業が取り組んでいる事業自体が不調になると、貰えるはずの成果報酬が出ないというケースもあると聞きます。
ハイリターンではあるものの、ハイリスクも背負っているという事に注意しておきましょう。
■スピード感が早い
ベンチャー企業の最大の特徴は、意思決定の速さとフットワークの軽さと言っても過言ではありません。
新規に立ち上げた事業は並大抵の努力では結果に結びつかないため、社員には日々移り変わる状況に対応し続けることが求められます。
一つの事をコツコツと進めていくタイプの方は、事前に労務スタンスを確認しておかないと頭を抱えてしまうかもしれません。
しかし、目の前の仕事をサクサクとこなして行く事が好きな方にはうってつけの職場環境とも言えます。
■積極性が必須
通常の会社であればすでに事業としてのシステムが確立しているため、ある程度のガイドラインに沿って仕事に取組めば、自ずと結果がついてくる場合もあるでしょう。
しかし、ベンチャー企業の場合は少し異なります。
自ら立ち上げた事業を軌道に乗せるためには、ルーティーンとしてあらかじめ決められた業務以外の面でも、積極的に取り組まなければならないシーンも訪れるはずです。
ビジネスにおいては、「プロセスが大事か結果が大事か?」という議論が時折捲き起こる事もありますが、ベンチャー企業の場合は「プロセスがあって初めて結果として出る」という理念のもとに事業展開を進めている会社が多いのです。
ベンチャー企業では、各々の社員の主体性が最大の武器となります。
「もしその様な状況に自分が入る事になったら?」と、事前にシミュレーションをしておくと良いでしょう。
■業務内容が変わることがある
例えば皆様がとあるベンチャー企業に応募して、「弊社はこんな仕事に取り組んでおります」という説明を受けて入社したとしましょう。
その仕事内容が、入社直後に全く別物に変わってしまったとしたらどう思われますか?
きっと「聞いていた話と違う!」と憤ることでしょう。
しかし、ベンチャー企業では十分あり得る事なのです。
その時点で展開している事業が上手く行かないと判断するや否や、早々に見切りをつけて違う事業を立ち上げる会社も当たり前に存在します。
事前に聞いていた内容と実態が違っていても、すぐに順応できるタイプの方は、ベンチャー企業に向いていると言えるでしょう。
■労働環境が安定していない
ベンチャー企業に応募しようと思っている方々が、最も注意を払うべきポイントがあります。
それが労働環境です。
単刀直入に言うと、総じて忙しい会社が非常に多く存在しています。
明日立ち消えになってしまうかもしれない事業を維持し、より発展させていくためには、労力を投じて仕事の質を高めなければなりません。
時には時間外や休日に忙しなく働くタイミングもあります。
従って、ベンチャー企業に応募する際には、面接で労働環境について必ず確認しておきましょう。
後になって「身が持たない!」と後悔する前に、あらかじめ実態について知った上で、覚悟を決めて入社してください。
■転職エージェントを有効活用しよう
これまでさまざまなベンチャー企業の実態をご紹介してまいりましたが、ベンチャーだからと言って決してブラックという訳ではありません。
むしろパワーや活気に溢れた職場が多く、明るく楽しく働けるという評判の方が多く聞こえてきます。
そのようなベンチャーと出会いたい方は、ぜひ転職エージェントをご利用ください。
皆様のニーズとマッチしたベンチャー企業をご紹介させて頂きます。
キャリアアドバイザー
五藤 聖一
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