在宅ワーカーへと転身したい方のための基礎知識
近年はコロナの影響もあり、自宅に居ながら仕事に取り組むスタイルの、いわゆる「在宅ワーク」の認知度も非常に高まってまいりました。
そんな状況で、毎日自宅と会社を往復することに怖さを感じたり、疲れてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「家で仕事ができるのならそれに越したことはないよなぁ……」と、何となく在宅ワークに興味を持ち始めた人に向けて、今回は在宅ワーカーに関する基礎知識をご紹介いたします。
■在宅ワーカーの定義
在宅ワーカーは会社に通勤せずに、自宅に居ながら仕事をしている人のことをさします。
会社と雇用契約を結ぶと一定の制約下に置かれることになり、出社義務を課せられる場合が多いため、主に業務委託によって生計を立てます。
いわゆる「フリーランス」と呼ばれることもあり、
比較的自由なワークスタイルで仕事に取り組めることが特徴として挙げられます。
ただ、時間制労働でない場合は、成果物を提出して初めて仕事が終わるため、納期や納品日を念頭に置き、作業スケジュールをシビアに管理する能力が求められるでしょう。
■パソコンを用いた仕事がメイン
在宅ワーカーの仕事にはさまざまな種類がありますが、パソコンを用いた業務がほとんどを占めます。
最近ではオンライン上でデータのやり取りを行うケースが多い上に、チャットツールなどの連絡用ソフトを使用するのが当たり前となっているため、パソコンはまさに在宅ワーカーの必需品といえるでしょう。
スマートフォンやタブレットでも行える業務はありますが、作業範囲が限定的ですので、必然的に仕事の選択肢の幅がかなり狭まってしまうことになります。
在宅ワーカーとして活躍したいのであれば、まず " パソコンを手元に用意する " ことから始めましょう。
■時間を自由に使える
何者にも縛られず自分の時間を自由に使える点が、在宅ワーカーの最大の特徴でありメリットでもあります。
企業勤めしていると、目の前の仕事をしたいのに、周囲の状況に引っ張られて全く作業が捗らないという経験をしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
その点、在宅ワークでは定められた期限までに仕事を終わらせれば問題ないため、好きな時間に作業を進めることができます。
自分のペースでゆったりと仕事をしたい方にとっては、天職ともいうべき働き方といえるでしょう。
■仕事を始めるハードルは低い
「在宅ワークしたいけど自分にできる仕事はあるのかな……?」と不安を抱いている方も多いと思います。
労働形態上、在宅ワークにはweb系に関連する職種が多く、専門的な知識を持っていないとできない仕事があるのも事実です。
しかし、特定のスキルや知識がなくても携われる仕事は意外と存在しています。
例えば、データ入力系の仕事であれば、ExcelやWordなどの基本的な表計算ソフトが扱えれば十分に取り組めますし、テレフォンアポイントなどは無料通話ソフトをパソコンにインストールするだけで就労準備完了となります。
また、ライティングや校正などの仕事は未経験でも歓迎している会社がありますので、仕事を始めるハードルは比較的低いといえるでしょう。
■責任は全て自分にある
在宅ワークの主にメリットに関する基礎知識をご紹介してまいりましたが、当然良いことばかりではありません。
まずデメリットとして挙げられるのは、収入が安定しないという点です。
自分が行った仕事の数がそのまま報酬となるため、どれだけ実入りがあるかは非常に分かりやすいですが、裏を返せば何もしなければ無収入になってしまいます。
そして、在宅ワーク初心者が見落としがちなのが、契約関係に付随する社会的な責任は自分で背負うことになるという点です。
例えば、企業に雇用されている状況で何らかのミスを起こしてしまった場合、社内的な責任はあれど、対外的な責任は自らが所属している企業が負っています。
しかし在宅ワークでは、依頼側の会社とワーカー個人とで直接契約を結んで仕事を行いますので、ワーカー側で業務上の過失があった場合は、自分自身で全ての責任を取らなければなりません。
特に気にせず行っていた行為が、よく確認してみると契約違反条項に触れてしまっていたことで会社側から訴訟を起こされた、というケースもよくあります。
在宅ワーカーとしてデビューした際は、契約書をしっかりと確認し、トラブルフリーで仕事に臨むようにしましょう。
■将来のビジョンを考えておくこと
在宅ワーカーは自由な働き方ができる反面、今後積み重ねるキャリアも自分自身でつくり出す必要があります。
収入を増やすためにはステップアップしなければならないため、将来自分はどういう仕事をやっていきたいかという明確なビジョンを描きながら、日々の業務に取り組んでいくことが必須となるでしょう。
もし、ご自身のキャリア形成に不安を感じているのならば、ぜひSGIにご相談ください。
在宅ワーカーとして進むべき道を、私どもと一緒に模索しましょう。
キャリアアドバイザー
五藤 聖一
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