転職を検討中の皆様は、何を目的として違う会社に移ろうとお考えですか？
今の仕事が面白くないからとか、給料が少ないからなど、その理由は人によってさまざまかと思います。
ただ、中には職場に何の不満も持っていないのに、自身のキャリアップのために転職することを望んでいる方々もいらっしゃることでしょう。
そんな皆様が真っ先に思い付くのは、大手企業への転職です。
大手企業は労働条件や給与が良いだけではなく、業界のトップ層でのビジネスを経験できるという、社会人としての大きなアドバンテージがあります。
では、大手企業への転職を成功させるには、 " 求職者はどのようなステータスを持っておくべきなのでしょうか？ " 

大手企業の採用担当目線も交えながら、具体的に例を挙げていきます。

■ 前職での実績 ■

まず大前提として必要なのが、これまで取り組んできた仕事で挙げた実績です。
自分がどのような事業に携わり、その中で特に注力してきたことを添えながら成し遂げた成果をアピールしなければ、採用担当者の印象には残らないでしょう。
その際に気をつけておきたいのが、具体的な数字を伝えた方が良いということです。
結局のところをいってしまえば、面接でのスピーチとは求職者が一方的に自己主張をする場ですので、事実とは異なることでも口にできる訳です。
大手企業の採用担当者は数多くの求職者の自己PRを耳にしていますので、「この人の話は何となくウソっぽいな」と内心で判断していたりします。
しかし、しっかりとした数字を根拠として収めた成果をPRすることで、真実味と説得力を伴ったアピールとなるでしょう。
これまでの頑張りが無駄にならないように、実績を確かなステータスへと変えることが必要なのです。

■ 資格 ■

特定の職種では、資格を持っていることを応募の前提条件としている大手企業も存在しています。
種類にもよりますが、一般的に国家資格などは並大抵の努力では取得できないでしょう。
しかも、今勤めている会社の仕事をしながら資格を取るための勉強を並行して行わなければならないため、その難易度はお察しの通りです。
しかし、資格というものは絶対に腐りません。
試験に無事に合格した瞬間に、ご自身の確かなステータスになるのです。
実際の話ですが、応募してきた履歴書に資格が書かれているだけで書類選考を通しているというケースもございます。
仮に応募した大手企業が取り組んでいる事業とは直接関係のない資格であっても、「資格を取るために努力できる人材」と評価されることもあるため、資格の取得は間違いなくご自身の強みになってくれるということを知っておくべきでしょう。

■ 若さ ■

見出しを見て疑問符が浮かんだ方がいらっしゃるかもしれませんが、若いというのはそれだけで立派なステータスです。
特に大手企業の求人募集の場合、将来の幹部候補を育てるという目的を持っていることが大半ですので、長く会社で働いてくれそうな若手には大きな期待感を込めています。
例え中途採用枠であっても、第二新卒の範疇に居れば新卒扱いをしてくれるため、20代前半の方々は大きなチャンスを持っているということを自覚しておきましょう。

■ 特定の分野での成功体験 ■

前述しましたが、大手企業の採用担当者は何千人、何万人もの求職者を選考してきた経験を持っています。
その結果どうなるかというと、選考から落とす基準が明確になってきます。
似たような学歴、似たような経歴、そして似たような自己PRなどを毎日目に通し、時にはウンザリするときもあるでしょう。
その中で、何か一つでも他人を驚かせるような成功体験を持っている方は、他人との違いを見せつける重要なステータスを持っていることにもなります。
例えばスポーツで全国大会優勝経験を持っていたり、海外在住経験があり語学が堪能であったり、その他にも趣味で世間の注目を浴びたりと、「自分だからこその何か」があると採用担当者の目に留まりやすくなるのです。
もしかしたらご自身が気付いていないだけかもしれませんので、今一度過去の自分を振り返り、何か差別化をアピールできる材料を探してみるのも内定を勝ち取るために必要なプロセスかもしれませんね。

■ 激しい競争が待っている ■

安定志向を持つ求職者が激増する昨今の日本では、大手企業に勤めたいと考える方々が非常に多く存在しています。
社員のキャリア形成を図るため、一般的に大手企業は新卒者をメインに採用する傾向にあります。
そのような状況下における数少ない中途採用では、求職者の皆様には途轍もなく激しい競争が待ち受けていることでしょう。
もし競争に勝ちたいと強く願っているのならば、ぜひSGIにお越しください。
私どもは転職支援のプロフェッショナルです。
あなただけの強みを見つけて、力強いサポートを行わせていただきます。

キャリアアドバイザー
五藤 聖一