ナメると落ちる!転職時の筆記試験対策とは?

query_builder 2022/04/20
五藤 聖一
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中途採用における入社試験は、書類選考および面接で構成されているのが一般的です。
採用選考のプロセスに筆記試験を設けているのは、新卒採用である場合がほとんどといっても良いでしょう。
しかし、中途採用試験でも筆記によるテストを行う会社も存在しています。
「筆記試験なんて新卒依頼だから忘れてしまった……」という方も少なくないと思いますので、本記事をお読みになったのを良い機会として、改めて対策を施しておきましょう。


≪ 筆記試験を実施する理由 ≫

具体的な対策をご説明する前に、企業が筆記試験を行う理由について明確にしておきましょう。
後述でもご紹介しますが、入社試験における筆記試験とは「適性検査」と呼ばれるものであり、その大半が「能力適性検査」と「性格適性検査」の2種類に分かれます。
能力適性検査とは、簡単にいうと求職者の基礎的な知識や能力を測るための検査で、性格適性検査とは、文字通り性格の傾向を測る検査です。
会社側は求職者のことをほとんど知りません。
つまり履歴書や職務経歴書の情報、そして面接時での受け答え以外の要素で、「どのような人間か?」「当社とは合いそうか?」を見定めるためのツールの一つとして、筆記試験を行うのです。


≪ 筆記試験対策 ≫

では、2つの適性検査の具体的な対策について述べてまいりましょう。

・能力適性検査
能力適性検査では、国語的な問題が出題される「言語」と数学的な「非言語」という2つの分野によって構成されています。
要するに国語と数学の問題を解くことになる訳です。
ただ、入試並みの難易度の問題が出てくることはありません。
どちらの分野でも回答者の思考力を試すような問題が多くを占めますので、問題文をしっかり読み解けば自ずと答えが導かれる内容となっています。
従って、もし不安を感じる方は例題集などを買って、問われる内容の感覚を掴んでおけば大丈夫です。


・性格適性検査
性格適性検査では、回答者の性格や考え方、人柄などを参考にするために行われます。
出題される問題の難易度は、能力適性検査に比べると容易に感じることでしょう。
しかし、中途採用試験に臨む求職者にとっては、こちらの性格適性検査により注意を払わなければなりません。
なぜなら企業側は、自社の事業や職場の雰囲気に馴染めるかどうかという観点で、この試験結果を参考にするからです。
もし「当社とは相性が悪そうだな」と判断されてしまうと、内定獲得に向けての大きなディスアドバンテージとなってしまうでしょう。
従って、性格適性検査の対策をするならば、とにかくポジティブな方向へ偏るように回答することです。
「本当の自分はこっちの回答なんだけど……」と矛盾が生じることもあるかもしれませんが、その場に限っては目を瞑ってください。
企業側にマイナス印象を与えないことこそが、性格適性検査を受ける目的といっても差し支えありません。


≪ 筆記試験結果の影響 ≫

さて、ここまで読み進めていた読者様の頭の中には、ある疑問が浮かんでいることでしょう。
それは、「適性検査の結果によって落とされることがあるのか?」ということです。
結論から申し上げますと、十分にあり得ます。
そもそも求職者と会社のマッチング度を測るために適性検査を行っているのであり、試験結果で適性外と判断されてしまえば、その先のステップに進んでもらう価値を感じないからです。
新卒採用時に適性検査で落選となるのは珍しいことではなく、それは中途採用時でも同様に起こると考えていただいて構いません。
せっかく面接対策をバッチリ行ってきたのに、その前段階で落とされてしまったら努力が水の泡ですので、やはり筆記試験にも対策は必須といえるでしょう。


≪ 技術職は要注意 ≫

中途採用で筆記試験が行われるのはそれほど多くはありませんが、技術職で応募している方には高い確率でテストが実施されます。
技術職はどの程度の知識や技術を持っているかが採用の基準となりますので、専門的な問題が出題されたり、場合によっては実技試験が行われることもあるでしょう。



≪ 最も効果的な対策とは? ≫

ここまでお読みいただいた求職者の方の中には、「急に自信がなくなってきた……」と急に不安を感じてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、最後に最大の筆記試験対策を伝授いたしましょう。
それは、筆記試験を受けないことです。
そのためには、転職エージェントの利用が必須となります。
ただし、エージェントを利用すれば筆記試験を回避できるということではありません。
例えば、同じ業種で同じ職務内容、そして似たような労働条件。
これらの企業を2つ目の前に提示されていて、一方は面接だけ、そして他方は筆記試験ありという入社試験の場合、皆様はどちらを選択されるでしょうか?
転職エージェントは求職者にマッチしそうな企業をいくつか見繕ってくれますので、条件によっては皆様が企業を選べる側に回ることもできます。
私どもSGIでも、皆様のニーズに沿ったさまざまな企業をご紹介可能ですので、一緒に効率的な転職活動を進めていきましょう。


キャリアアドバイザー
五藤 聖一

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