徹底解剖!無職期間の長さは転職活動にどう影響する?

query_builder 2022/05/20
五藤 聖一
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皆様は日本の完全失業率をご存じですか?
その数字は約3%。
「あれ?意外と少ないな」と思った人も少なくないでしょう。
ですが、その人数は何と約180万人
こう聞くと「そんなにいるの!?」と驚かれるのではないでしょうか。
その中でも、働き盛りの20代~30代で無職として過ごしている方々は、数十万人にも上るといわれています。
この記事をお読みになっている方の中にも職を失っている方がいらっしゃるかもしれませんが、特に長期間にわたって働いていない場合、その方のお悩みは「自分を拾ってくれる会社なんてどこにもない……」と思っている点ではありませんか?
では実際のところ、無職期間の長さは転職活動にどういった影響を及ぼすのでしょうか?
少しだけ現実にお付き合いください。


■企業に避けられる可能性大

結論から申し上げますと、少なくない数の企業から避けられてしまう可能性が高いことはは否めません。
例えば皆様がリクルートを担当する企業側の人間であった場合、つい先日会社を辞めて来た人と、もう何年も働いていないか人が応募してきたら、どちらを優先して面談されますか?
最終的にはその人の人間性や魅力が結果を左右するかもしれませんが、少なくともその前提に立つまでに、多大な影響が及ぶことは間違いありません。
無職期間が長い方を起業が避ける主な理由は、次の通りです。


■労働意欲を疑われる

長い間働いていないことが判明すると、企業は「この人は本当は働きたくないのではないか?」と、求職者の労働意欲を自然と疑ってしまいます。
無職期間がない、もしくはそれほど長くない方には通常持ちえ得ない疑念をかけられてしまうため、大きなハンディキャップとなってしまうでしょう。
病気やケガなど、無職期間が長期化した正当な理由があれば話は別ですが、特に理由がない場合は、その印象を覆すために強力なアピールと巧みなスピーチ力が必要となるかもしれません。


■ストレス耐性が低いと判断される

長期間社会で働いていないと、「この人がウチの会社の業務に耐えられるだろうか?」と、ストレスへの耐性に懐疑的になってしまいます。
それならば最近まで働いていた求職者の方を選ぼう、という判断を下されるのも特に不自然ではありません。
中途採用で新しく人材を募るのは、新卒がまだ持っていないであろう能力をすでに持ち合わせているからこそですので、新卒者に対して心配することと同じ懸念材料が発見された場合、その対象となる方の採用を避けてしまうのは自然な流れといわざるを得ないでしょう。


■正直に話すことが大切

長い無職期間をお持ちの方々の転職活動には、残念ながらさまざまなデメリットが発生していることがお分かりになったと思います。
そこで、「できればそのような事態に陥るのを避けたい……」と短絡的に考えている方が取ってしまう行動が、「経歴詐称」です。
数年間の空白を嘘で塗り固めることによって、無職期間が短い方との差を埋めようとする訳です。
しかし、それだけは絶対に行ってはいけません。
なぜなら、同じ職場で働いている内にその嘘がバレる可能性が非常に高いからです。
面接の場では、あらかじめガッチリと固めていた虚偽のストーリーが通用することもあるかもしれませんが、いざ入社して他の社員とフランクに前職の話をした際に露呈する浅さや、経験の少なさに裏付けされた仕事への理解度の低さなど、周囲にいる方々は敏感に察知してしまいます。
「ひょっとして働いてこなかったのでは?」と、職場の人間に疑いの眼差しを向けられることほど辛いことはありません。
もしその嘘がバレてしまった場合、その後に苦しい思いをするのはご自身です。
つまり、先々に自分が身を置く環境を考えればこそ、虚偽の経歴で自らを偽ることは絶対にしてはいけないのです。


■デメリットを帳消しにしてくれる存在

これまで厳しい現実の話ばかりをしてまいりましたので、気持ちが暗く沈んでしまった方には申し訳なく思います。
しかし、「じゃあもう八方塞がりだ!転職活動しても意味が無い!」と判断してしまうのは少し早計です。
実は、そんな皆様にとって、心強いパートナーが存在しているのをご存じでしょうか?
その存在こそが、「転職エージェント」です
転職エージェントは、求職者が持つ背景に沿って適切なアドバイスやサポートを行います。
簡単にいうと、今回のコラムで取り上げた事例に基づけば、「長期間無職だったことを理解して受け入れてくれる企業との橋渡し」を行ってくれるのです。
「なぜ長期間無職だったのか?」「どういう仕事をしたいと考えているか?」「なぜ再び腰を上げて働こうと思ったのか?」といったお話を、どうぞ正直にお打ち明けください。
その思いを背負い、企業側にとってマイナスとならないように、アピールや交渉をさせていただきます。
職を失って久しい方は、まずSGIへのお電話から始めてみませんか?
私どもは、いつでも皆様をお待ちしております。


キャリアアドバイザー
五藤 聖一

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