【採用企業の心】中途採用者を受け入れる企業が気をつけておくべきこと
企業の採用担当者の方は、来る日も来る日も人材の見極めばかりで気疲れしていませんか?
自社に見合った求職者を見繕わなければならないため、時には溜息が出てしまうのも無理はありません。
ですが、務めている役割上、絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、入社を志願してくる求職者をぞんざいに扱ってはならないということです。
採用担当者はいわば「企業の顔」といっても過言ではありません。
そんな皆様が横柄に振る舞ってしまうと、先々まで企業イメージが悪化する恐れがあるのです。
今回は少し角度を変えて、求人募集する企業側に焦点を当ててみます。
中途採用者を受け入れる企業は、何に気をつけておくべきなのでしょうか?
求職者が企業に抱く不満ポイントをベースに、いくつかご紹介いたします。
■高圧的な態度を取らない
面接を受けた求職者が最も不満を覚えたり不快に感じることが多いのが、企業側の態度であることをご存じでしょうか?
「内定が欲しいんですよね?」「もっとアピールしないといけないんじゃないですか?」という態度が表に出ると、求職者は敏感に感じます。
確かに採用担当者は毎日何人も面接をしているので、ある程度感覚が麻痺してしまっている部分もあるでしょう。
しかし、自分では気づいていない部分が、結果として企業へのダメージにつながることも十分あり得ます。
そのような事態を起こさないためにも、求職者には常に誠実に接しましょう。
■求職者の質問には真摯に答える
面接に臨んだ求職者が企業側を不審に思うポイントとして、「質問に答えてくれなかった」というものがあります。
これは何も回答を拒否されたということではなく、抽象的な表現に終始したり、質問に対してズレた答えで話題を逸らされたりしたことがある、という意味です。
企業側にとってできれば回答したくないことがあるのは致し方ありませんが、その質問に対して曖昧な態度を取ってしまうと、求職者側は「何かやましいことがあるのかもしれない」と変に勘繰ってしまうでしょう。
従って、回答できない質問に対しては「差し控えさせていただきます」とハッキリ明言し、どのような問いにも真摯に対応すべきです。
■入社直後の配置転換はNG
内定を出して社員となったからには面接時ほど気をつけなくても良い、と考えている企業がいれば、それは間違いだと言わざるを得ません。
むしろ社員として中途採用者を受け入れたからこそ、より一層気を配らなければならないのです。
そして、特に配慮が必要なのは入社直後のタイミングです。
企業側は受け入れた人材に対して、今後携わってもらう職務内容や配属部署の説明を行っているはずです。
たとえ何らかの事情があったとしてもその内容を一方的に変更したら、中途採用者側はどのような心境を抱くでしょうか?
きっと「会社に騙された!」と感じるに違いありません。
新たな環境に飛び込んで一刻も早く職場に馴染もうと考えているのにも関わらず、いきなり会社から梯子を外される訳ですから、憤りや不満を溜め込んでしまう原因となります。
昨今ではそのような目にあった社員が訴訟を起こすケースもゼロではないため、配置転換や職務内容の変更はタイミングを見て適切に行うべきです。
■労働条件を明確にする
これもよくある事例なのですが、給与額や残業の発生、または休日出勤の有無など、面接時に聞いていた労働条件が入社後は異なっていたというケースが存在します。
中途採用者は面接時の情報を信じて入社を決断している訳です。
先ほどの配置転換の例と少し似通っていますが、「以前聞いていた話と違う!」となれば、入社直後の退職や裁判沙汰へとつながってしまう可能性があります。
企業と社員間でのトラブルは長引くこともあり、余計な労力や出費を捻出する羽目になるかもしれませんので、面接時には労働条件を明確にして、騒動が起きないような立ち回りを意識すべきでしょう。
■人間関係を注意深く観察する
採用担当者というよりは主に職場の上司に当てはまることですが、中途採用者を職場に招き入れたからには、人間関係の機微を注意深く観察すべきです。
新たな環境に適応できるかどうかは中途採用者自身の資質によるものが大きいですが、管理責任のある社員がしっかりとコントロールすることで、余計なトラブルを防げます。
企業側の杜撰な管理体制が思わぬトラブルへと発展する可能性もありますので、中途採用者が入社した直後は特に注意を払うべきでしょう。
■求職者はあらゆる手段を尽くすべき
ここまで企業側が気をつけるべき事柄について述べてまいりましたが、求職者の皆様の中にも身に覚えのある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
結局求職者からすると、「入社してみないと実態が分からない」という大きなブラックボックスを抱えているため、避けたい企業を必ず回避するのは土台無理な話です。
しかし、そのためにあらゆる手段を尽くして努力することは決して無駄ではありません。
例えば、弊社のような転職エージェントを仲介役として雇えば、企業とのミスマッチを防ぎ、多くの不安要素を排除して転職活動を進めることができます。
理想の企業と出会いたいと強く感じていらっしゃるのであれば、ぜひ私どもSGIをご利用ください。
キャリアアドバイザー
五藤 聖一
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