「働きたくない」「仕事だるい」と思っているアナタへ
「宝くじで1億円当たったら今すぐ仕事辞めるのになあ」
と、これまでの人生で一瞬でも思ったことがないという方に出会ってみたい。
絶対いないはずだから。
そう自信をもって断言できるくらい、”働く”という行為は心身共に力のいることだと思います。よっぽど仕事人間で、仕事が大好きで「仕事がなくなったら生き甲斐がなくなってしまう」というような仕事が趣味の域に達している方は例外かもしれませんが、少なくとも私含め知人はみんな、いつでも宝くじが当たってくれていいのにな~派です。
あるあるなのでしょうか、一度は「宝くじ当てたらどう使う?」なんて不毛な会話をついしてしまいませんか?「気が済むまで海外旅行に行く」とか、「ブランドもの買い漁る」とか、「親を高級ホテルに連れて行ってあげたい」とか、いくらでも盛り上がって語れるんですよね。そして最終いきつく結論は、「ある訳ないからコツコツ働くしかない」になるんですが。
ここで唐突に私の話をしてしまいますが、私はずっと専業主婦になりたいと思っていました。実家が自営業だという面も大きな影響になっていたと思いますが、家にいる母がうらやましくて「結婚してまで働きにいくなんて絶対嫌だ!」と思っていました。読んでくださってる方でお気づきの方もいると思いますが、そうです、過去形で書いてます。じゃあ今は考えが変わったの?と聞かれると、そうとも言えるしそうじゃないとも言える…何とも煮え切らない答えですが、端的に言えば専業主婦になるという希望は以前より薄れました。さらに言うなら、働くという事に対してもちょっと意識が変わってきたことをお話しようと思います。
ちょっと寄り道しちゃうことをお許しください。みなさん、「働くとは?」「なんの為に働くの?」という質問を何かしらで耳にしたことないですか?「仕事をする」ことについて語っている媒体やメディアもよく見かけますし、「あなたにとって仕事とは?」と聞かれて答えるプロフェッショナルな方々のインタビューを目にしたこともあります。さて、じゃあ聞かせて下さい。
“あなたはどうして仕事をしていますか?”
どう答えましたか?または、答えられませんでしたか?
「生活するため」?「お金がないと何もできないから」?「仕事が好きだから」?
他にももっとたくさんの、それぞれのその時々の環境や状況による答えがありますよね。どれも正解で、正しい答えなんてないですし、モチベーションも目標も違うでしょう。
本題というべきか迷いますが、私が働いている理由は「自分の存在意義を確かめられるから」です。わかってくれる方いるのでしょうか。なにそれ?と思われているでしょうか。私自身もこの考えを言葉にするのがすごく難しくて、一番適した表現にしたつもりですがきちんと伝えられているかどうか…。
冒頭でもお話したと思いますが、私は働きたくない派の人間でした。過去形で言っていますが今だってそうだし、仕事しなくていいなら大手を振って遊びまわります。でも不思議なことに、一定期間何もしていないと物足りなく感じてきてしまうのもまた事実。経験ある方いると思うんですが、例えば学生時代の長期休みって始まる前はすごくワクワクして楽しみでずっと終わらなきゃいいのにと思っても、終盤になってくると「学校に行きたいなあ」と思う、あの不思議な感情。きっと私は口では何もしたくない、一生遊んでいたいと言いながらいざ「何もしなくていい」と言われると自分に不安を感じるタイプなんだと思います。仕事を任せられる事で自分がいる意味を見出せるし、一つの社会の歯車として自立していると感じたいから私は働いているんだと思います。必要されているという現実が、私の仕事へのモチベーションになっているのは間違いないです。
そう思えるのは、転職した経験があるからかもしれません。以前は別職種の仕事をしていまして、そのお仕事も大好きだったんですがどうしても心と体が追い付かなくなってしまい、大好きなお仕事を嫌いになりたくなくて辞めた過去があります。その時は自分で選んだはずの職業に自信が持てなくなって、働く意味なんてわからなくて、自分の仕事をする意味が分からないまま働き続けるのは苦しくて退職しました。当時は「働く」という行為にどうしようもなく疲弊してもう一生働けないかもな、もう働けなくてもいいやと思っていましたが今こうして自分のやりたいお仕事を、好きでい続けながら出来ています。あの頃の私に声をかけるなら「そんな働くことを難しく考えなくていいよ」と言いたいですし、働く理由なんて大それたことじゃなくて全然いいと思います。
「楽しそうだと思ったから」「頑張ってみたいと思ったから」
人が何かを始める理由なんて、それでいいと私は思います。ただし、一回始めたなら責任感をもって取り組む気持ちは忘れてはだめですよね。自分の意志で選択し、やり遂げたという成功体験も、仕事をする上で大きな理由になるはずです。
“自分はなぜ働くのか?”
答えのない永遠のテーマについて、自分なりの答えを出すために私たちは今日も働いているのかも知れませんね。
キャリアアドバイザー
ほしの
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