焦らなくてもいい!やりたいことが見つからくても実はたいしたことではない!
“今の仕事がやりたい事なのかわからない”
“自分の興味のあるものが分からないから他を探しようがない”
なんて事が、友人たちとの会話で時たま話題にのぼります。
こういう悩みって誰しも抱えているんじゃないかなあと私は思います。
だからこそ現在の職場を離れたり転職を決意したり、それぞれの正解を探して進んでいくんですよね。ほとんどの人が経験する『就活』という人生のビッグイベントがある訳ですが、これがまた想像以上にしんどい。人生の先輩たちから散々就活の恐ろしさを聞かされて臨んでも、驚くほど精神的にも体力的にも憔悴します。
私は専門分野を学んでいた人間なので職種について迷う要素がなく目標が定まっていたのですが、それでも二度と新卒の就活はしたくないと思えるのですから
「自分は何がやりたいんだろう…?」
と思いながら漠然と仕事を探すなんて考えただけで震えます。怖すぎる。自分はどこに向かえばいいんだ…?と不安を抱えたまま就活戦争を乗り越えた友人たちは本当に尊敬します。
かと言って、友人たちのように自分の興味のあることに出会えないまま働いている人って珍しくないと思います。20歳前後で「どうしてもこれがしたいんだ!」というものに出会えるってほんの一握りだと思っていますし、興味を持ち続けて追及できる人口ってとんでもなく限られているはずです。
メディアではそういった選ばれし者たちがフィーチャーされるので、目にすると
「自分には何もないからダメだ」
という気持ちに陥りがちですが、それが当たり前だと私は思います。私たちは進学や就職といった自分で未来を選択する岐路にたびたび立たされますが、たかだか10年20年しか生きていないのに今後の一生を選択しろなんて無茶な話だとおもいませんか?
社会に出て、色んな人と関わってたくさんの人生観に触れて、長い目で今後を考えても遅くないはずです。
そして今から、やりたい事が見つからない人の特徴というのを2つほど挙げてみますので、自分に当てはまるか見てみて下さいね。
1.得意なことがないと思っている
やりたい事がある人の多くは、大抵得意分野に関連するものを選択しています。
趣味で絵を描いていたから漫画の編集部に勤めたいだとか、幼い頃からダンススクールに通っていたからダンスの講師になりたいだとか。この摂理に乗っ取って分析すると、「自分には特技がない」もしくは興味があったとしても「自分には無理だ」と敬遠していると思われます。何事においても、誰でも最初は初心者なんです。向き不向きなんて挑戦してからじゃないと分からないのでとりあえず少しでも心が動くものに取り組んでみましょう。
始めから高みを目指すのではなく、真似事からでも構いません。“やってみたい”と思った気持ちをまずは育てていきませんか?
2.視野が狭くなりがち
1つ前の内容とも通ずるものがありますが、“決めつける”行為を一旦辞めてみましょう。
例えば、一般的に知られている聞き馴染みのある職業だけが仕事じゃありませんよね。「IT業務」と一括りにしても、それがエンジニアなのかデバッカーなのかマーケティングなのか…?いま挙げた中でも複数の職業がありましたし、世間には深く探っていけばコアな業務がたくさんあります。
今一度ジャンルに囚われず、向き不向きも考えず様々な業界の仕事を検索してみましょう。もしかしたら、「こんな仕事もあるの!?」と心が惹かれる職業に出会えるかもしれませんよ。
どうでしたか?当てはまりましたでしょうか?
続いて、方向性を見失った人がやってしまいがちな行動が以下の通りです。
●他人の意見に左右される
自分の中で軸が不安定なので、その時期に人の話を聞きすぎるとつい揺さぶられてしまいます。
右も左も分からない状態の時ってつい誰かの意見が欲しくなるものですよね。他者の声を取り入れるのは間違いではありませんが、人の考え方は十人十色。まったく異なる意見を自分の意志が固まっていない時期に集めすぎるとその時々で考えが変わってしまいがちなので、かえって分からなくなってしまうことも無きにしも非ず。
アドバイスや意見を求める際は、まずは自分の気持ちをはっきりさせておく方がいいですね。
●突発的な行動を取ってしまう
これもついついやってしまいがちなNG行動だと言えます。
現状を変えたいけれど、何から取り掛かればいいのか分からない。でも時間は過ぎていくし、どんどんタイミングを逃している気がする…。そんな焦りを抱えた人は、時として衝動的に行動を起こしてしまうものです。
一例として、次の職場が決まってもないのに今の職場を退職してしまうなどがあります。とにかく行動!という思いが先行してしまい、後悔しても後の祭り…となるのが何より危険。
急いてしまう気持ちも分かりますが、まずは時期がきたらいつでも飛び立てる準備を十分にしましょう。
この記事を読んで自分に当てはまると思った方、興味のある分野はあるのに諦めていたという方、現状に満足できていない方、今からでも遅くはありません。
自分は何が好きなのか、どんな事に打ち込めるのか、見つかるまで探し続ける人生も悪くないと思いませんか?
キャリアアドバイザー
ほしの
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