面接成功のカギは○○だった!面接のプロが教えます!
面接前に不安が消えないあなた
まずはその不安を少しでも下げる為にはどうしたらいいの?
面接成功のカギは面接前までの「準備」でほぼ決まる
なんでもいい、この世の中で目標に対して
いい結果をだす為には、いかに事前対策、つまり準備するしかない。
これは私が社会人になって心底感じている事である。
もちろん面接も同じ
このコラムでは今までを振り返り、面接時の基本的なマナーや、注意点を記しておく。
面接前に読めば、自信をもっていけるように記しておいた。
是非とも参考にしていただきたい。
☆ 面接前の心構え
過去のコラムでもお伝えはしているが、面接時で大切なのは自分が面接官にどう見られているか意識すること。見た目はもちろん、話し方であったり、その内容、あるいは態度であったりと、面接官はあなたの中身もしっかり見ている。
まずそのことを頭に入れて、自分は俳優、または女優だと思おう。あなたは名演技ができる役者だ。役者に成りきったつもりで、台本に気持ちを込めて自然体に話せるように準備していただきたい。
「志望の企業にはありのままの自分を見てほしい!だから準備せず自然体で行こうと思います」という求職者さんがたまにいるが、それはあなたをその企業さんが採用を大前提に面接をしている場合はなにも問題ない。しかし今の時代は違う。人気な企業ほどわずかな採用枠に対して毎月多数のエントリー者がいる事を忘れてはいけない。相手はほとんどのエントリー者の落とす理由を探している事を理解しなければいけない。
☆ 挨 拶
役者(面接者)にとって一番重要なのはきちんとした挨拶ができるかどうかだ。これができているのと、いないのでは大きな差が生まれてしまう。 では挨拶とはどこから始まっているのか。それは部屋に入る前からだということを知っておこう。
面接官から名前を呼ばれたらまずドアを3回ノックする。ノックしたあと「お入りください」と言われるのを待つ。勝手に部屋に入るとあまり印象がよくないからだ。 それはそうだろう、来るとわかっているのに宅配の人が勝手に入ってきたら怖いのと一緒だ。
中から「どうぞ」と言われたら「失礼します」と言ってドアを開けて入室する。
ドアを閉めるときは体ごと向き直り、乱暴にならないようにゆっくり閉めよう。(集団面接のときは最後に入室した人が閉める)
そして役者一番の見せどころである挨拶だが、どのような挨拶が好印象を与えるかお教えしなければならない。
それは「はっきり」と「聞き取りやすい声」で
「本日はよろしくお願いいたします! 」と言える挨拶だ!
最後の「す」を言い終えたあとに、しっかりと相手(面接官)の目を見て30度の角度でお辞儀をする。これが一番美しい。
そして入室したら部屋にある椅子の隣まで歩く。歩くときあなたは役者なので背筋をすぅっと伸ばして軽やかに。椅子の隣に立ったらもう一度「本日はよろしくお願いいたします」と言おう。そしてまた30度の角度でお辞儀する。挨拶がくどいように感じるかもしれないがこれが実にいい好印象を与えてくれる。
そして相手が「お座りください」と言ったら、そこで初めて「失礼します」と言って椅子に座る。椅子に座ったあとも顔を上げて背筋を伸ばすことを忘れずに。できれば後ろに寄りかからず、やや浅めに座ろう。バッグがある場合は椅子の横に立てて置いておくと安心だ。
☆ 姿 勢
いい姿勢は顔を上げて背筋を伸ばすだけがいい姿勢でない。相手(面接官)はあなたのトークの内容や話し方にも注目している。一貫して自分が役者であるという姿勢を崩さないようにしよう。
まず座って話している間も相手の目を見て話すことが大事。人の目を見れない人は額や鼻の先を見るのも有効である。面接官がひとりじゃない場合も、なるべく全員の面接官と視線を合わせておくのを忘れないようにしよう。
そして面接官の質問への返答、自己PRなど話す内容は、自分の言葉を使って言えるとベストだ。様々なマニュアルが世の中に溢れているが、それはあくまでもお手本。そこにあなたの意思を上乗せできると最高なのである。
話すときもあなたは最高の役者なので自信を持って話すことが大事だ。
繰り返すが面接官はあなたに興味があるはずである。だからこそ大切なのは、相手にわかるよう、自信をもって、話すテンポも速すぎず敬語で話し、そのままの素晴らしいあなたでいることだ。
あなたは素晴らしいが、ただ一方的になりすぎず、あくまで会話をするのがポイント。アルバイト敬語と呼ばれるものにも注意してほしい。
☆ 有終の美
いよいよ最後の試練である。面接官から「これで面接を終わります」と告げられたら、椅子に座ったまま「本日はお時間をいただきありがとうございました」とお礼を述べ、続けてお辞儀をする。
スッと立ち上がり椅子の隣で改めてもう一度お辞儀をする。このときのお辞儀は45度と少し深めの方が奥ゆかしく美しい。
そしてドアの前でまた体を面接官に向け、「失礼いたします」とお辞儀する。くるりと体を反転させ、ドアを開け閉めするときは指先まで優雅にさせるつもりで入室時と同じくゆっくりと。
退室後も役者は続いている。スマホなど見てはいけない。面接官は最後まであなたを見ている。建物の出口へまっすぐ向かい、会社の敷地を出て、初めて舞台を降りることになるのだ。舞台を降りるまで役者を演じ切ることがマナーだ。これをポイントとして知っておいてほしい。最後こそ丁寧に、有終の美を飾ろう。あなたになら必ずできる。
いかがだろうか。これを読んで面接のイメージトレーニングができたら嬉しい。
面接の場ではどうしても緊張してしまい、うまく自分本来の力が出せないことがある。そうならないように、こういったものを読んで、こう言われたらああ言う、ああ言われたらこう言う、と準備しておくことが肝心だ。その一つひとつの努力が自信につながるはずだし、当日落ち着いて本番に挑むことができる。大事なのは明るく前向きな気持ちで臨むこと。あなたの面接を心から応援している。
株式会社SGI
キャリアカウンセラー 澤田知輝
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